Piyorai(名)/人間って何なんだろうなと極稀に考えながら、日常を綴る日記のこと。
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主人公は、熱い心を持った元ボクサー。
活躍する舞台は、利益主義に傾いた出版業界。 主人公は傷を負いボクサーからの転向を余儀なくされ、 先輩の紹介でとある出版社にアルバイトとして入社する。 しかし、そこは利益主義に毒された編集者と会社、 果ては漫画家が跳梁跋扈するとんでもない世界だった。 その中を、時には同僚・時には会社・時には漫画家と ぶつかり合いながら成長する主人公と仲間の成長を描く漫画です。 変な話、主人公は終始スポットが当たらない。 主人公に触発され仲間や周囲の人間が成長する、 その過程が特にスポットされています、今思えば異色。 主人公が成長する過程に胸沸き踊る漫画は少年誌に多い。 加えて言えば、青年誌含む 全ての漫画に必ず主人公の成長要素があります。 それを意図的に省いた違和感、 物足りなさと言い換えてもいいかもしれません。 なんで、作家・原作者がこうしたか。 漫画の冒頭で主人公が『明日のジョー』を読み、 出版業界への理想を膨らますシーンがあります。 主人公が上記漫画の主人公「矢吹ジョー」に根っこの部分で似ている。 これは偶然か必然か。 必然かと私は考えます。 この漫画はこの違和感と引き換えに、 『明日のジョー』にあるような迫力・説得力を得ることに成功しています。 今の漫画は軽いあっさりしたものが多く読み応えがありません。 そんな当世の作品に対し、迫力のある本漫画には 物足りなさを感じながらもひきつけられてしまいます。 全16巻、是非ご一読のほど。 PR |
去る4/24、漫画『編集王』について
レビューを書こうとしていたら尻切れトンボになっていました。 知らなかったんですが、 まさにその日に件名の訃報がありました。 ご冥福をお祈りします。 |
カフカの本です。
わかりやすそうでわかりにくい作品でした。 作風は阿部公房と似ているかと。 最初私は変身した虫をゴキブリだと思っていました。 予想以上に疲れた上で分ひねり出すのが難しい。 |