この前の副部長の脱童貞の番外編
注:く激しくだらない話です@@
惨めな童貞の副部長は、古い童貞の友人が脱童貞の薬を開発したと聞き、直ちに彼の元を訪れた。彼らの間には過去の確執があったのだが、卑しくもあった副部長は構わずに押しかけた。
「童貞じゃなくなる薬ができたんだって?」
「ええ」
友人は副部長を一瞥すると、隣の部屋から白いレーベルが張られた瓶を持ってきた。
「それを使えば童貞が治るのか?」
「童貞は病気じゃありません。子供をみてごらんなさい、皆童貞ですよ。リア充達が自分が童貞じゃなくなった途端に、童貞を異常なもののように思うようになっただけです」
「つまらん話はどうでもいい!もう使えるのか?」
「この薬を飲めば、身体が女の子とエッチをした時と全く同じ状態になります」
「へえ。それはどういう仕組だね?」
「この世で一番女遊びをしているリア充を研究して、エッチの間身体・感覚に起こる変化をヤクの力で寸分違わず再現したのです」
「そんな事が可能なのかね?」
副部長は目を剥いて友人の手の中の瓶を凝視したが、瓶には茶色い色がついていて、中の液体は黒い陰のように映るだけであった。。
「最近そのリア充が非童貞らしい死に方で大往生を遂げました。それを機にそいつの身体をバラバラにしてより細やかな実験を繰り返したことが功を奏しました。加えて……」
「なるほど。ううむ……」
副部長は表面上友人の説明に感心しているようにみせていたが、心では脱童貞のことしか考えていなかった。
「そ、それでは一応それを貰っておこうかな?」
精一杯見栄を張った副部長に対して、友人は快く薬を渡した。
副部長は彼から薬を受け取ると真っ直ぐ家に帰った。そしてその晩、半信半疑ながら薬を口にした瞬間、副部長は既に童貞ではなくなっていた。
薬を飲むと副部長は瞬く間にアホになるような快楽と全身の気だるさと大いなる充足感に包まれた。エッチというものの本質を瞬時に理解した副部長は、もはや童貞を友人どころか人間以下と見なすようになっていた。
同時にヤク漬けになった副部長は、度々元友人から薬を受け取って、一人で薬物エッチを繰り返すようになった。
そして何しろ身体に起こる反応を全て再現する薬だから、薬を飲むに従って副部長のチン子は汚らしく黒ずんでいき、共鳴するかのように副部長の心もどんどん黒くなっていった。中でも副部長の元友人への態度は横暴を極め、要求する薬の数もまた右肩上がりに増えていった。
しかし元友人はそんな副部長に怒ることもなく要求されるがまま薬を渡し続けた。
「おいキモ童貞!お前は何でいつまでも童貞なんだ?」
もはや童貞を生物と思わなくなっていた副部長は、ある日薬をせがむ時元友人に突っかかった。
「童貞には童貞の強みがあるのです」
「童貞の強み?気持ち悪い……もういいからとっとと薬をよこせ!」
そう言われた友人はいつもの通り薬を取りに言ったと思いきや、普段より時間をかけて戻ってきた。
彼の手にはエッチ薬とは違う色のレーベルがついた瓶が握られていた。
「僕は非童貞なんて死んでしまってかまわないと思っているが、童貞らしく多少の人情は残っている」
「何だその薬は?」
薬を持ってこなかった元友人に向かって、副部長は不機嫌そうに言った。
「エッチ薬の効果を元に戻す薬だ。今なら間に合うから飲まないかい?」
「元に戻すだと?リア充のちんぽがどんなことになってるか想像つかねえ奴が何抜かしやがる!」
副部長は最近変化が著しい自分のちんこの事を想像して満足気な笑みを浮かべた。
「それとも何か?薬に何か欠陥があったのか?」
「欠陥は無い。薬は身体に起こる反応を完璧に再現している」
「ならくだらない事を抜かすなこの変態童貞!」
そう言って副部長は元友人が持っていたエッチ薬を根こそぎ奪い、家でエッチに耽った。が、数日後部屋で薬エッチをしている最中に突然死んでしまった。
知らせを聞いた元友人は、副部長の家をすぐに訪れた。
部屋では誰も触りたがらなかった副部長の遺体が、死んだ時のままの姿で放置されていた。
元友人は副部長のむき出しのちんぽを覗き込んだ後納得したように言った。
「これは酷い性病だ」
ショートショート難しす、、、、、
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